ゴールデンウイークに1週間かけて横浜と北海道を往復する予定だったクルーズ船の中で、新型コロナの感染者が出たことが分かり、船はクルーズを中止して、1日、横浜港に戻ります。
「1名の陽性が判明し、発熱等の症状はないとの報告を受けてます」(横浜市担当者)
乗客乗員あわせて727人が乗ったクルーズ船「飛鳥2」は、4月29日の夕方、横浜港を出発し、青森や北海道を回って、5月5日に横浜に戻る予定でしたが、4月30日午後、宮城県沖を航行中に船内で感染者が確認されました。横浜市によりますと、新型コロナウイルスの感染が判明したのは、都内に住む60代の男性で、発熱はありませんが、のどに違和感があるということです。
男性は出港の1週間前に受けたPCR検査では陰性でしたが、乗船時に受けた2度目の検査で陽性となりました。船内の「濃厚接触者」について、保健所は「一緒に乗船した家族の女性のみ」としていて、この女性は船内でPCR検査を受け、陰性だったということです。
船はクルーズを中止して横浜港へ向け折り返し、1日昼頃に到着する見通しです。(01日06:52)
コメント