あまりにも激しく動揺したので動画で撮影できなかったことがあります。
ガトウィック空港のカフェで休憩した後、上海行きのゲートに向かおうと思い、搭乗口の案内板を見た時です。はっきり覚えていないのですが、時刻は出発か搭乗時間の1時間前だったと思います。
そして、私の見間違えなのか見間違えでないのかもわからないのですが、私の目に飛び込んだのは”Gate Closed”の文字。とてもびっくしして「やってしもたー」という思いと共にゲートに向かって走り出したのですが、途中まで行ってその搭乗口がわからない状態に…
きっとその時の私はとても狼狽した尋常ではない顔つきをしていたと思うのですが、そんな私に声を掛けてくれたのは清掃係のおそらく移民であろう中年の女性でした。
”Are you OK?”
私は自分の航空券を彼女に見せると
”大丈夫。まだ間に合うからこのまま真っすぐ行ってゲートナンバーが見えたら下に降りて”
お礼を言って彼女の言うとおりに行くと、中国語が聞こえはじめ、私の乗る飛行機の搭乗口にたどり着くことが出来ました。
彼女の顔も覚えていませんし、名前も分かりませんが今回の旅で起こったとても印象に残る出来事のひとつしてここに書き留めておこうと思います。


コメント