戸崎圭太（45）＝美浦・田島＝騎乗の1番人気ミュージアムマイルが、中団から直線で鮮やかに伸びて快勝。皐月賞馬の実力を見せつけた。次走は天皇賞・秋（11月2日、東京、GⅠ、芝2000メートル）。2着はヤマニンブークリエ、3着はレッドバンデで上位3頭が菊花賞（10月26日、京都、GⅠ、芝3000メートル）の優先出走権を手にした。
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ここで負けるわけにはいかない。出走ただ一頭のクラシックホース、ミュージアムマイルが肩書にふさわしい強いレースで同世代を圧倒。春にしのぎを削ったダービー馬クロワデュノールがフランスで凱旋門賞に向けて好発進すれば、皐月賞馬も秋初戦で1番人気に応えて大目標に弾みをつけた。
「皐月賞馬ということで責任は感じていましたし、馬も反応してくれて勝つことができて良かったなと思います」
無事に大役を果たした初騎乗の戸崎騎手は、晴れ晴れとした表情だ。課題のスタートを無難にこなし8番手を追走する。「道中はいいリズムで行けました」と鞍上。向こう正面でファイアンクランツが仕掛けてレースが動いたが、そこでもワンテンポ待つ余裕があった。3～4コーナーは大外に持ち出す。「手応えもありましたし、ある程度は外を回っても力で押し切れるんじゃないかなと、思いっきりギアを入れていきました」と振り返る。
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