韓国から北九州市にやってきたツアー客の皆さん。
続々と船に乗り込んでいきますが…
船の乗り場は、北九州空港のすぐそば。
観光客の増加や利便性向上を狙って、北九州空港と関門地区を船で結ぶ「フライ&クルーズ」の実証実験が、27日から始まりました。
この日はあいにくの悪天候でしたが…
国の重要文化財に指定されている部埼灯台や、港を出入りする大型の船舶など、北九州らしい景色を眺めながら進みます。
そして、門司と下関を結ぶ関門橋は、なかなか見られないこのローアングル。
客室の外から景色を眺める人もいました。
韓国からの観光客「船酔いもしていないのでとてもいいです」「景色も素晴らしいです」
船は門司港と下関の唐戸ターミナルに停まり、ツアー客らは観光へ向かいました。
今回の実証運航の狙いは、空港から関門地区までのアクセス向上を通じた、観光客の拡大です。
北九州空港から門司港までのルートで一般的なのは朽網駅や小倉駅までバスに乗り、そこからJRに乗り換えるというもの。
北九州市の担当者によりますと、乗り換えなどの時間も含めると2時間ほどかかる場合もあるということです。
一方、船の所要時間は1時間弱。
観光地との所要時間の短縮で、北九州空港の利用者の増加を期待しています。
北九州市・武内市長「空と海を結ぶ初めてのチャレンジ。これから磨き上げてどういう風にしたら楽しくなるのか、実証実験を通じて課題や可能性を見出したい」
実証運航は29日までの3日間。
北九州市は結果を踏まえて定期運航も検討していきたいとしています。
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