大学病院で不祥事が相次いだ。秋田大学医学部附属病院に勤務する20代の男性看護師が、患者のクレジットカードを不正に利用したとして懲戒解雇された。また、30代の男性看護師は、患者のカルテを不正に扱い情報を漏らしたとして停職処分を受けた。
懲戒解雇処分を受けたのは、秋田大学医学部附属病院に勤務していた20代の男性看護師。
男性看護師は9月、入院患者のクレジットカードを拾ったあと届け出ず、不正に利用して45万円を使った。そして、購入した品の一部を転売して金を得ていた。
大学や被害者の患者は、いまのところ刑事告訴は考えていないという。
また、30代の男性看護師は2023年11月、業務に必要がないにもかかわらず、カルテを1000件以上不正に閲覧し、自分の親族のカルテ情報を同僚に漏らしたほか、知人のカルテを閲覧して内容を知らせたとして、停職4カ月の処分を受けた。
職員の不祥事について秋田大学は、「今回の不正行為は職員としてあるまじき行為。事態を真摯に受け止め、今後このようなことが起きないよう綱紀粛正の徹底と的確な指導に努めたい」とコメントしている。
コメント