県内のバス事業者5社は来年3月上旬から、クレジットカードなどのタッチ決済機器を全路線バスに導入すると30日、発表しました。
これに伴いSuicaなどの全国交通系ICカードの使用は今年11月15日までとなります。
県内のバス事業者5社が来年3月上旬から導入するのは、クレジットカードなどを使った、タッチ決済が行える決済機器です。
決済機器の更新にかかる費用は、現在の全国交通系ICカードに対応する場合は約12億円ですが、タッチ決済のシステムは約6億7000万円で導入できるということです。
国の補助金を受けるための事業完了の期限が早まったため、約1カ月前倒しで更新を始めることになりました。
また、県内約900台の路線バス・熊本電鉄で端末の更新を行うため、全国交通系ICカードは今年11月15日までしか利用できなくなり、機器の入り替え期間中は現金とくまモンのICカードのみの決済となります。
【熊本県バス協会 岩崎 司晃 会長】
「全国共通ICカードの利用者に対しては大変不便をかけるが、新サービスを充実させて新しい決済システムを便利に使ってもらいたい」
バス事業者5社は現在、乗客の約半分が利用しているという『くまモンのICカード』など他の決済手段への変更を周知していくことにしています。
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