新型コロナが5類になって7か月余り。さらに勢いづきそうです。コロナ禍が明け、鳥取県境港市には国際クルーズ船が本格的に寄港していますが、1月18日、ターミナル内での出店希望の事業者を対象にした受け入れの講習会が開かれました。
境夢みなとターミナルでは、新型コロナの影響で2022年は国内船4隻、訪れた人は約700人でしたが、去年1年は海外からも合わせて28回の寄港があり乗客数は3万3000人余りまで回復しました。
そして今年は3月以降、30回を越える寄港の予約が入っているということです。こうした中、ターミナルでの出店を希望している鳥取・島根両県内の特産品販売事業者を対象にした寄港船の受け入れ講習会が1月18日初めて開かれました。
出店条件としては、世界各国から訪れる乗客に山陰の魅力をアピールすることも含まれています。講習会ではターミナルのスタッフが講師を務め、参加者はクルーズ客船の理解を深めるとともに、寄港した際の出店方法やノウハウなどを学んでいました。
出店希望事業者
「鳥取のお米や地元の海苔を使って、切ったら金太郎飴みたいな同じ図柄が出てくる”飾り巻き寿司”の体験活動をカルチャーセンターでしていますけど、クルーズ船で多くの人が来られた時に体験していただけたらいいかなと思っています」
「山陰の器だったり、伝統あるものを少しでも海外の人に知ってもらう良いきっかけになるんじゃないかと」
境夢みなとターミナル 阿川誠館長
「コロナが明けましたので、これからクルーズ客船もどんどん増えてくると思います。山陰の良さを知っていただくための第一歩と。観光客がどんどんこの地域をまわることで皆さんの活況を呈していただくと」
今年最初のクルーズ船の寄港は、3月25日に乗客690人を収容できるマルタ船籍の船が予定されています。
山陰の海の玄関口である境夢みなとターミナルでは、2月も同じ講習会を開催予定で、海外の客を対象とした新たなビジネスチャンスを見出すとともにターミナル周辺のにぎわい創出につなげていきたいとしています。
(2024年1月18日放送 ニュースevery日本海より)
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