中国地方最高峰の大山は、いま紅葉の見頃を迎えている。９月２９日、空から紅葉を見る「大山スカイクルーズ」が行われ、ヘリコプターで秋の大山を遊覧した。
勢いよく離陸したヘリコプター。目の前に広がるのは大山の紅葉の大パノラマ。１０月２８日、２９日にヘリコプターで大山を遊覧するイベント「大山スカイクルーズ」が行われた。
観光客
「よく乗り物を見に行ったりするんですけど、ヘリコプターも飛んでいるのを見たときに必ず見てるので、乗る機会があったらなと思ってたらこのイベントを知ったので来ました」
“空から秋の大山を”そんなユニークなイベントを企画したのは、鳥取県米子市と島根県松江市で結婚式事業を展開する「小林貸衣裳店」。ブライダルシーズン真っ只中の今、ブライダル業と並行で観光事業も始めた。
小林貸衣裳店 奥村吉雄代表取締役
「もっともっとこれから観光客も増えるでしょうし、もっと身近にヘリコプターを感じていただきたい。交通の便が悪い山陰だからこそ、いろいろできることがあるのかなというところのスタートです」
全国ではすでにヘリコプターによる観光遊覧が行われる中、山陰ではまだ珍しいことから考案。ゆくゆくは、県内外の観光地などに人を運ぶ、「空飛ぶタクシー」としての利用も目指していて、その第１弾として、岡山市のヘリコプター遊覧事業を展開する会社と共同で大山スカイクルーズを開催した。
ヘリコプターには、最大３人が搭乗可能で、運賃は１人４５００円～１万６５００円。大山の豪円山スキー場付近を出発して、約３分から６分のコースを周遊する。地上２００メートルから７００メートルほどと比較的低い場所を飛び、紅葉を間近に楽しめる。
１０月２９日は、あいにく小雨の時間帯もあったが、２日間で約１００人が遊覧を楽しんだ。
観光客
「上から見たことないのですごい感動しました。紅葉はだいぶ色づいてきれいでした」
観光客
「面白かったです。最高」
観光客
「飛行機と比べて景色が良かったです。曇ってたんですけど、ガラスの面が広くて良く見えました」
小林貸衣裳店では今後、ヘリコプターを使った新郎新婦の登場やプロポーズなど、結婚に関連した企画を行っていきたいとしている。
（2023年10月30日放送 ニュースevery日本海より）
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