きょう、台湾の国会にあたる「立法院」トップが、船で沖縄の与那国島に初めて入りました。その後、日本の国会議員とともに船で台湾に戻っていますが、狙いはなんでしょうか?
正午ごろ、沖縄県与那国島に入港したクルーズ船。
記者
「島の人々が太鼓やドラで歓迎する中、台湾立法院の院長らが与那国島に到着しました」
台湾立法院のトップ、游錫堃院長の一行です。
台湾側は、およそ110キロ離れた与那国島との定期航路の開設を目指していて、その試験運航としています。
台湾立法院 游錫堃院長
「観光の直行便の開通に長年期待していました。与那国島の観光産業にも、プラス効果が期待できると思います」
院長らは「日本最西端の碑」も視察。そこには。
日華議員懇談会 古屋圭司会長
「110キロしか離れていない、一緒にここに立つというのは記念すべき」
超党派の国会議員でつくる、日華議員懇談会の古屋会長らが一行を出迎え。古屋氏は日本と台湾の交流の意義をこう強調しました。
日華議員懇談会 古屋圭司会長
「共通の価値観をもつ地域・国々がしっかり連携をしていく。このことが中国に対するけん制につながります」
一方、台湾では。
記者
「港の近くには、このように太平洋戦争の時に日本軍が使っていた拠点も残されています」
こちらは船が出発した北東部・宜蘭県。今、日本との交流について尋ねると。
「日本人は少ない。日本の観光客が来てくれると、こちらの経済も良くなる」
「日本と台湾は昔から親しみを感じていて、マスクもワクチンも助け合ったでしょう」
そして、中国との関係については。
「台湾は中国共産党から脅威を受けているので、国際交流をもっと広げたほうがいい」
こうした中、与那国島を訪れていた游院長と古屋会長は、午後3時半過ぎ、ともに船に乗り込み台湾に向かいました。
今回の与那国島と台湾の間の往来、沖縄県の玉城知事らが中国を訪れている中での動きで古屋会長らはあす、蔡英文総統と会談。アメリカも含めた連携の重要性も確認したい考えです。
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