コロナ禍で落ち込んでいた豪華客船の寄港が再び活気づいています。中国人の富裕層を乗せたクルーズ船が高知新港にやってきました。
午前6時40分、全長およそ230メートルの外国客船「チャイナ・マーチャンツ・アデン」(全長約230m)が高知新港に入りました。
「乗船のみなさまようこそ、高知へ」
地元よさこいチームの大きなフラフに迎えられ降りてきたのは、およそ650人の中国人観光客です。
観光客
「カツオのたたきを食べるのが一番の楽しみ」
「すべてが楽しみ。お土産も買いたいです」
一行は今月18日に上海を出港し、長崎、博多、大阪や名古屋などを回り高知へ。牧野植物園や桂浜などグループごとに高知の観光スポットを巡りました。
観光ガイド
「ここからの展望、いい景色が見られますよ」
観光客
「ガールフレンドと来ました。きれいなところを一緒に旅してもっと仲良くなれそう」
観光客
「きのうは雨だった。きょうはみんな気持ちいいですよ」
観光ガイド
「この人、日本語ペラペラ」
観光客
「いやいや…少しですよ」
熱心にスマホで撮影している女性がいました。
観光客
「日本のアジサイが好きです。たくさん写真を撮りました。どれもとても良いです。牧野博士は日本ですごく偉い人なので、今回の観光スケジュールに牧野植物園を入れました」
一方、こちらは高知の「食」。昼ご飯は自分で焼いたカツオのタタキです。火の勢いに少し戸惑いながらも皮がカリッとするまでしっかり藁で焼いて…では、いただきます。
観光客
「とてもおいしい。食べ方もいろいろあるから。私はワサビが好き」
観光客
「藁焼きをしていた時は本当に食べられるのかと思ったけど…おいしい!」
おなかがいっぱいになった後は土産物店へ。こちらの夫婦はすっかり「ポン酢」が気に入った様子。そして…
店員さんもここぞとばかりに「カツオだし」をPR。
店員
「おいしいと評判がすごく良かったです」
観光客
「おいしかったのでいっぱい買った」
中国客船の寄港は3年10カ月ぶり。コロナ禍で3年以上、外国客船の寄港がストップしていましたが今年はすでに22隻、今後も30隻以上が入ってくる予定です。中国客船の一行はきょう高知を離れ、鹿児島を経由して上海に戻る予定です。
コメント