約1700人を乗せた国際クルーズ船が30日、博多港に入りました。かつて受け入れ回数が日本一だった博多港では、新型コロナの流行により約3年2か月にわたってクルーズ船の姿が消えていました。インバウンドが復活することで経済浮上の期待も高まっています。
◆増える外国人観光客
クルーズ船「ボレアリス」は2月下旬にイギリスを出発。世界をめぐる途中で博多港に寄港しました。乗客は見頃を迎えた桜の花を撮影して、福岡の春を満喫していました。
クルーズ船の受け入れ再開を商店は心待ちにしていました。ふ頭に近い免税店では、特に韓国人の来店や売り上げがコロナ前とほぼ同じ水準に戻ったそうです。向かいのすし店も開店するとあっという間に満席になりました。今や来店客の2割ほどが外国人の観光客だということです。
◆福岡市は医療、観光業界と連携
クルーズ船の受け入れ回数が増えれば、さまざまな国や地域からの来店が見込めそうです。博多港には来月も国際クルーズ船が8回、訪れることになっています。福岡市は医療や観光などの関係機関と連携しながら受け入れを進めていく考えです。
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