3月27日朝、北九州市の港に外国船籍のクルーズ船が約3年ぶりに寄港しました。
今後のインバウンドの回復に期待が寄せられています。
27日朝の北九州市・門司港ー
◆記者リポート
「午前8時半です。北九州市門司港にアメリカのクルーズ船がまもなく到着します」
姿を現したのは、アメリカのクルーズ船「アザマラ・クエスト」です。
コロナ禍で受け入れが止まっていた外国籍のクルーズ船が、北九州市に約3年ぶりに寄港しました。
クルーズ船には欧米を中心に約30か国600人が乗船。
日本各地と韓国・プサンをめぐっています。
◆北九州市 クルーズ・交流課 井上欣治 課長
「(1人当たり)3万から4万円というような金額を使っていただけると聞いておりますので、今回600人の方が駅・市内観光すれば、それなりの経済効果はあると思っています」
天守閣を持つ小倉城は、日本のお城人気に加え、咲き誇る桜が相まって、多くの外国人観光客が訪れていました。
◆アメリカの観光客
「美しい!サクラ?気に入っています」
後ろから取材クルーをみつめるえんじ色の帽子の男性。
なにやらカメラに向かって話したそうです。
◆かつて日本で暮らしていたアメリカの観光客
「ずいぶん前に日本に来たんです。1年間、早稲田大学に留学したんです」
早稲田の「W」の帽子をかぶり、日本語を巧みに使うこの男性。
かつて十数年暮らした日本が大好きだそうで、新型コロナが落ち着いたことから、クルーズ船で小倉にやってきました。
◆かつて日本で暮らしていたアメリカの観光客
「花見が素晴らしいですね。特にきれいです。北九州は最高です」
海外の日本ファンも足を運び始め、観光地が賑わいを取り戻しつつあります。
今後も門司港や博多港では、順次クルーズ船を受け入れる予定で、インバウンド需要の回復に期待が高まっています。
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