3年前に乗客らが新型コロナウイルスに集団感染した国際クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」。今年3月8日、3年ぶりに神戸港に入港しました。
(記者リポート 3月8日)
「午前6時20分です。神戸港にダイヤモンド・プリンセスがゆっくりと入ってきました」
今年2月にアメリカ・サンディエゴを出港し、3月8日に神戸港に入ったダイヤモンド・プリンセス。約3年ぶりの海外クルーズ船の寄港に地元・神戸の人たちも…。
(ダイヤモンド・プリンセスに向かって話す人)
「グッドモーニング!ウェルカムトゥコウベ~!」
久しぶりに港に賑わいが戻りました。
ダイヤモンド・プリンセスは2020年2月、横浜に停泊中だった際に新型コロナウイルスのクラスターが発生。その後、政府は国際クルーズ船の受け入れを停止していましたが、今年3月に再開しました。体温チェックなどを済ませて出てきた乗客は少しお疲れモードでした。船内の公共スペースではマスクの着用が必要だったようです。
(乗客)
「ポーランドから来ました。ヨーロッパではマスクを使っていないから違和感がありました」
ツアーバスで京都・大阪・奈良などに向かう人が多い中、神戸市はなんとか地元を観光してもらいたいと元町までシャトルバスを運行しています。そして元町で乗客を出迎えるのは英語が話せるコンシェルジュです。神戸市は商店街などに約20人を配置して集客に力を入れます。
アメリカから4人でやってきたティムさんは「神戸ビーフを食べたい」とさっそくコンシェルジュに相談します。
(コンシェルジュ)「神戸ビーフを使ったランチ、ここから近い店かお手ごろな店かどちらがいい?」
(ティムさん)「お手ごろな店がいいね!」
コンシェルジュの案内のおかげで神戸ビーフ・ステーキランチ(3500円)とビールを注文できました。アメリカンビーフと比べても味も値段もグッドのようです。
(神戸ビーフを食べるティムさんたち)
「アメイジング!」
「ベリーグッド!」
その後訪れた中華街では、屋台でデザートを買って食べたり、写真撮影をしたりして楽しみました。
コロナ前まで神戸に寄港する国際クルーズ船は増加傾向でしたが、ここ2年間はゼロになっていました。受け入れ再開に神戸市の担当者は期待しています。
(神戸市港湾局振興課 瀬沢孝至課長)
「ようやく3年ぶりに神戸に帰ってきたということで、きょうの入港の姿を見まして、非常に興奮した感じで見守っていたところでございます。神戸での思い出づくりをすすめていければなと思っています」
神戸港には4月末までに国際クルーズ船の寄港が19回予定されています。
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