2月4日、米国・ボストンで世界陸連(WA)ツアー・ゴールド第2戦のニューバランス・グランプリが行われ、女子1マイルに出場した田中希実(豊田自動織機)が4分28秒94の日本新記録をマークした。
昨年12月10日のエディオンエディオン・ディスタンスチャレンジ以来のレースとなった田中は、2023年の初戦を米国で迎えた。昨年の世界室内1500m7位のH.マクリーン(米国)らなど実力者が顔をそろえる中、5~6番手のポジションでレースを進め、800mを2分11秒で通過。先頭がペースを上げると、徐々にポジションを落としたものの、8位でフィニッシュした。
日本では1マイル(1609.3m)のレースはほとんど行われていないが、フィニッシュタイムは02年に田村育子(グローバリー)が樹立した4分34秒81の日本記録を大幅に更新するもの。1500mの通過タイム4分09秒09も、昨年の世界室内選手権で自身が出した4分12秒31の日本記録を上回った。
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