コロナ禍で十分に日本文化に触れることができない外国人留学生たちに、船の上から岡山の景色を堪能してもらおうという催しが岡山市で行われました。
視線の先には、咲き誇るサクラが広がります。船による遊覧を体験したのは、岡山市の日本語学校、岡山外語学院の留学生たち約30人です。河を拠点に街のにぎわいづくりを考える「おかやま旭川遊覧クルーズ」の協力で行われたもので、後楽園の周辺、約3キロのクルーズを楽しみました。
岡山外語学院では、例年後楽園や岡山城を散策し、昼ご飯を楽しむ行事を行っていましたが、コロナ禍で中止となったため初めて船による遊覧を実施しました。
留学生たちは日本に来て1年余りが経っていて、今が盛りのサクラを眺めながら船頭による日本語の案内を熱心に聞いていました。
(留学生は…)
「こんな美しい景色を見て、心はとても良いです」
「船に乗ってサクラを見るのは初めてで楽しかった」
岡山の春を堪能した留学生たち。コロナ禍で故郷に帰れない留学生も多い中、大切な思い出になったようです。
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