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クルーズ船患者受け入れた愛知のコロナ病棟は今 三重はオミクロン対策確認 (21/12/22 17:03)

クルーズ

「コロナ流行時は、45床全て埋まっていたこちらの病棟、今は1人の患者もいません」
 (CBC 脇田亜彩香記者)

 新型コロナの感染者数が減少し、日常を取り戻しつつある愛知県の藤田医科大学岡崎医療センター。

 去年2月、横浜港に停泊し、集団感染がおきたクルーズ船「ダイヤモンドプリンセス」の乗客128人を受け入れるなど、いち早く新型コロナと向き合ってきました。

 「11月末から患者数ゼロが続いている。こんなに(病院が)落ち着いているのは初めて」
 (藤田医科大学岡崎医療センター 呼吸器内科 感染対策室室長 林正道医師)

 今から1年ほど前、愛知県豊明市にある、藤田医科大学病院の重症者病床の様子です。人工呼吸器がつけられた重症患者のまわりを、あわただしく動く医療スタッフたち。この頃愛知県では、感染者数が連日200人を超え、コロナ病床の使用率は50%を超えていました。

 藤田医科大学岡崎医療センターで、1年半にわたり、コロナ患者と向き合ってきた林正道医師は、感染状況が落ち着く今も、決して気が抜けないと話します。

 「おそらくまた第6波は来ると考えて、いろいろ準備をしている。第5波と同じくらいの人が来ても、対応できるような状況を整えている」
 (林正道医師)

 オミクロン株の拡大も心配されることしの年末。この病院では、通常時に1週間分をストックしているマスクや防護服などを、2か月分用意するなど、第6波に備えています。

 では、私たちにできる対策は…

 「ワクチンを打っていても、感染する人が増えているが、感染しても重症化の予防はできるので、ワクチンは意味がある。できれば打っていない人も、1回でも打っていただければ」
 (林正道医師)

 一方、新型コロナの変異ウイルス「オミクロン株」。国内でも感染が少しずつ広がっていますが、三重県は22日の対策本部会議で…
 
 「オミクロン株は感染力が強くて、感染スピードもかなり早い。先手先手の対応が求められる」
 (三重・一見勝之知事) 

 会議では三重県内の濃厚接触者について、原則、宿泊施設で、14日間の健康観察を行い、感染者については医療機関の個室で隔離するなど基本的な対応を改めて確認しました。三重県内ではこれまでに31人(21日時点)が濃厚接触者となっていますが、感染者は確認されていません。

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