新型コロナウイルスの影響で中止されていたクルーズ客船の運航が再開され、およそ9カ月ぶりに神戸港から国内クルーズの客船が出航しました。
神戸港でのクルーズ再開第1号となったのは商船三井客船の「にっぽん丸」で、2泊3日の日程で千葉県館山市を経て4日神戸港に戻ります。
大型クルーズ船を巡っては、「ダイヤモンド・プリンセス」で2月に集団感染が起き、世界で運航中止の状態が続いていましたが、6月から再開する国が増えたことで、日本でも運航再開に向け準備が進められてきました。
国土交通省が監修した感染症予防のガイドラインでは、乗客の定員を半数に減らすことや、船内でコロナの検査を可能にすること、感染者が出た場合には十分に隔離することなどが盛り込まれています。
「にっぽん丸」の定員は532人ですが、今回のクルーズでは乗船を200人程度に制限しています。
「にっぽん丸」が出港すると市の消防艇がカラー放水でおよそ9カ月ぶりに再開されたクルーズ旅行を祝福していました。
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