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「海鮮丼ハ ドコデ タベラレマスカ?」クルーズ客船 寄港回数全国2位 長崎港でインバウンド観光客を道案内する人たち

クルーズ

秋の観光シーズン、長崎には連日のように海外から多くのクルーズ客船が入港しています。そのクルーズ客を長崎で道案内するため、ボランティア活動をしているグループに密着しました。コロナ禍後、再び増加傾向にある海外からのクルーズ客船。去年、長崎港には全国で2番目に多い96回寄港し、ことしはそれを上回るペースで入港しています。「バス停はまっすぐ行って2~3分のところです。」客船が接岸する松ヶ枝岸壁の近くで外国人観光客に道案内する人たち。去年3月、国際クルーズ船の寄港が再開して以降、ボランティアで活動しています。(平川富惠さん)「最初は何か、どう声をかけたらいいのかなって思ってたんですけど回数を重ねると場をこなすとだんだん慣れてきてるので少しずつコミュニケーションがとれて」■海外旅行気分をボランティアで

長崎市南部の土井首地区ふれあいセンター。松ヶ枝で道案内のボランティアをしていたのはこの施設で週3回活動している英会話サークル「サーティ」のメンバーです。ボランティアの中心となって活動している平川富惠さんです。県職員を退職後、海外旅行に行くため、英会話を学ぼうとサークルに参加。その後、ほかのメンバーらと道案内のボランティアを始めました。(平川さん)「旅をできる人もいれば親の介護とかでちょうど50代、60代の世代って親御さんが高年齢になられてなかなか家を開けることができないという方もいらっしゃって、観光客の方が乗客がたくさん街中に繰り出しているのであそこにいけば何かしゃべれるかもしれないということで。」■ボランティア活動用の手作り英会話テキストも

ボランティア活動用の英会話のテキストです。活動の中で必要となる英会話や観光地への案内方法などを平川さんたちがまとめ、サークルの講師が監修しました。(講師 島田シャーリーさん)「本人たちも英語の練習になりますし(外国人)観光客の方も嬉しいと思うんですよね。まさか英語で道案内をしてくれる人たちが待ってくれてるとも思ってないと思いますし、長崎自体もそういういいイメージを観光客の方に残せると思うので。」■海鮮丼はどこで食べられますか?10月2日、長崎にオランダ船籍のクルーズ客船「ウェステルダム」が入港しました。乗客はヨーロッパやアメリカなどからの2000人の外国人観光客です。船を降りた観光客はまず、松ヶ枝国際ターミナルで平川さんたちとは別のボランティアガイドから観光案内を受けます。その時、平川さんらサークルのメンバーはターミナルの外で小雨降る中、外国人観光客を待ち構えていました。(平川さん)「中でもいっぱい情報をもらいすぎて出てきたら右か左かわからないような状況になって逆の方に行かれる方もいらっしゃるので、こちらの方ですよということから簡単な案内から始めてます。」(ガイド)「おはようございます」「原爆資料館の次、19番の電停です」

(大山久美子さん)「とりあえず電停さえ教えてあげられれば目的地にいけるかなというぐらいのガイドです。がんばります。」(ガイド)「私たちはボランティアです。何かお困りですか?どちらへ行きたいですか?」(外国人男性)「朝食に海鮮丼を食べられる店に行きたいです。」(山口謙一郎さん)「特に刺身は長崎の名物なのでいいところを紹介したい。」(ガイド)「タクシーですか?平和公園へはタクシーで15~20分かかります。」(外国人男性)「とても助かりました。ありがとう。」(外国人の男女)「ありがとう。とてもすばらしいガイドでした。彼女は日本をとても気に入ったようです。おもてなしに感謝します。」(平川さん)「たいしたことしてるとは思わないんですけど、ちょっとしたお手伝いで感謝されるのでやりがいがあります。」クルーズ客船で長崎を訪れる外国人観光客への道案内のボランティア。小さな英会話サークルのささやかなおもてなしが続いています。

詳細は NEWS DIG でも!↓
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/nbc/1495595

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