県内のバスの観光路線の一部で、クレジットカードなどによるタッチ決済が2月1日から先行導入されることになりました。
また、県内バス各社は他のすべての便におけるタッチ決済本格導入についても予定を前倒しし早ければ来月下旬から始められるよう検討中と23日発表しました。
県内のバス各社などで構成する共同経営推進室によりますとタッチ決済が可能となるのは九州産交バスの熊本と福岡を結ぶ『ひのくに号』、産交バスの阿蘇駅と草千里などを結ぶ便、阿蘇山上ターミナルと阿蘇火口などを結ぶ便、そして熊本都市バスの熊本城周遊バス『しろめぐりん』です。
観光客の多い路線からタッチ決済導入をスタートして状況の確認を行い、スムーズな本格導入につなげたい考えです。
経営難が続く県内バス5社と電鉄電車では、Suicaなど全国交通系ICカードに対応した決済機器の更新費用が高額だとして、去年11月16日に運用を終了。
全国交通系ICカード決済機器の更新よりも安価なタッチ決済の機器を今年3月上旬に導入し、それまでの間はくまモンのICカードと現金のみの対応としていました。
共同経営推進室は、先行導入する観光路線以外の便についても前倒しし、全ての便におけるタッチ決済本格導入を「2月下旬から3月初旬にスタートできるよう検討中」と23日発表しました。
現金とくまモンのICカードについてはタッチ決済の導入時期にかかわらず引き続き利用可能です。
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