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高松港は「国際クルーズ船の観光に好都合」 大阪万博などに向けポートセールス強化【香川】 (23/03/29 17:45)

クルーズ

新型コロナの影響で受け入れを停止していた国際クルーズ船が、約3年半ぶりに高松港に寄港しました。インバウンド需要の本格的な回復へ、大きな一歩です。

(小林宏典記者)
「午前11時半過ぎ、サンポート高松の岸壁にアメリカのクルーズ船がやってきました。実に3年半ぶり、歓迎ムードに包まれています」

高松港に入港した、総トン数約3万トンのアメリカのクルーズ船、アザマラ・クエスト。東京を起点に2週間かけ、東北や北陸のほか韓国のプサンなど11カ所を巡ります。欧米を中心に約600人の外国人が乗船していて、半日の滞在期間中、栗林公園や屋島など県内の観光地を巡る5つのツアーが用意されています。

船を降りた観光客たちは、ツアーに出かけたりまちに繰り出したり、香川での観光を楽しんでいました。

(外国人観光客は…)
「非常に歓迎してもらってありがたい、鉄砲隊の演武は素晴らしかった」
「買い物したり、うどんを食べたい」

(小林宏典記者)
「国際クルーズ船の受け入れ再開は、香川県の観光戦略で重要な意味を持ちます。ポイントは『地の利』です」

都市部や観光地が近い上、交通の便がいい高松港は、滞在時間が限られたクルーズ船には好都合で、寄港地を巡る競争では大きな武器となります。こうした地の利を生かし県は、2年後の大阪万博と瀬戸内国際芸術祭に向け、ポートセールスに力を入れる考えです。

(香川県交流推進課 塩崎正明課長補佐)
「島や観光地へのアクセスも便利、そこが集約されているのが高松港の魅力。大阪万博に向けても高松の認知度を高めて弾みをつけていきたい」

高松港へは2023年、15隻の国際クルーズ船が寄港する予定で、インバウンド需要の本格的な回復へ視界は良好です。

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