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クルーズ船、2025年の寄港予定は過去最多の38回 PR強化と移動手段の確保に注力 秋田 (25/03/19 20:00)

クルーズ

クルーズ船の誘致や観光振興を目指す協議会が19日に秋田市で開かれ、秋田県や関係機関が、PRの強化や移動手段の確保などに取り組む方針を確認しました。2025年に県内に寄港するクルーズ船の数は、これまでで最多となる見通しです。

あきたクルーズ振興協議会は、県や自治体、企業の関係者で構成され、19日は2025年度のクルーズ船を誘致するための取り組みなどが話し合われました。

佐竹知事は「本県に寄港するクルーズ船においては、日本人はもとより多くの外国人が乗船することから、今後さらにインバウンド誘客につなげられるよう県内の魅力ある観光資源や食文化などを売り込み、積極的に取り組んでいく」と述べました。

クルーズ船は、新型コロナウイルスの感染が確認されてからの2020年・2021年は県内への寄港はありませんでしたが、感染症法上の位置付けが5類に移行された2023年以降は回復し、2024年は27回、延べ5万4150人の観光客が訪れました。

2025年は、秋田港・船川港・能代港合わせて最多の38回を予定しています。

会議では、2025年はより多くの観光客が見込まれることから、買い物やグルメ、街歩きのガイドブックの作成や、中心市街地への移動手段の確保などに取り組む方針を確認しました。

一方で、クルーズ船の観光客がJR秋田駅に向かうための交通手段であるクルーズ列車は、2026年3月末で廃止されます。2017年度に運行が始まりましたが、線路を買い取る必要があり、多額の費用がかかるため継続は困難と判断されました。

2024年にクルーズ列車を利用した人は1万986人に上り、二次交通の確保が課題となっています。県は、路線バスをシャトルバス用の貸し切りバスとして使用するなど、バスの台数を十分に確保することを検討しています。

県内にクルーズ船が最も早く訪れるのは4月2日で、バハマ船籍のシルバー・ウィスパー号が秋田港に寄港します。

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