クルーズ船が秋田市の秋田港に寄港した際に観光客をJR秋田駅まで輸送する「クルーズ列車」の運行について、秋田県が、2026年度以降続けるかどうかを判断する協議を進めていることが20日分かった。
秋田港とJR秋田駅までの約9キロを結ぶ「クルーズ列車」は、2017年度に運行が始まった。
このうち、秋田港からJR土崎駅までの1.8キロの区間はJR貨物が保守と点検を担ってきたが、2021年に撤退し、鉄道施設の管理を2025年度で終える方針を示している。
クルーズ列車を2026年度以降も運行する場合、県・秋田市・JR東日本秋田支社でこの区間を管理する必要がある。
20日の県議会建設委員会によると、運行を2026年度以降も続ける場合は、区間を約8億円で取得しなければならず、さらに維持管理には毎年7000万円ほどかかる。高額な費用のため、県は運行を継続するかどうか、関係団体と協議を進める。
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