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中国初の国産大型クルーズ船がドックアウト、建造作業ほぼ完了

クルーズ

中国初の国産大型クルーズ船「愛達・魔都(アドラ・マジックシティー)号」が6月6日、上海外高橋造船所の2号からドックアウトした。船の本体建造作業がほぼ完了し、設備の調整と内装仕上げ段階に入ったことを意味する。

 <中国船舶外高橋造船大型クルーズチーフデザイナー 陳剛>
 「一連の試験と検証作業はいずれも1回で成功し、非常に順調だった。船として浮力が証明されたことは、基本的な建造作業が完了したことを意味する。これから、全面的なシステム機能と連携試験に入り、海上での試運航に向けた準備を進める」

 「愛達・魔都号」は全長約324メートル、高さは24階建ての建物に相当、13万5500トンで客室総数は2125室、乗客定員は5246人となっている。または、世界最大の単体電気機械製品となるクルーズ船は、計136システム、4200キロのケーブル、2500万個以上の部品が搭載されている。

 「愛達・魔都号」の設計・建造も難度が極めて高く、世界の造船業界では大型LNG(液化天然ガス)運搬船、航空母艦と並ぶ「三大クラウン・ジュエル」とされる。

 <中国船舶中船郵輪科技発展有限公司 汪彦国>
 「実際、この船の施設やシステムは非常に複雑だ。そのため、クルーズ船サプライチェーンと呼ばれる完全な産業システムが、船舶設備の開発に極めて重要となっている」

 「愛達・魔都号」は今年末に引き渡され、来年にも商業運航が開始される予定。

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