11月1日から鹿児島市電の一部車両で、現在の事前積み増し型のICカード乗車券、ラピカなどに加え、クレジットカードによるキャッシュレス決済ができるようになります。
31日、新たな機器が導入された車両が公開されました。
野平 美奈子記者
「市電に乗ってすぐの場所にあるラピカ決済機械の上に、今回新たにVISAの決済リーダーが導入されました」
11月1日から鹿児島市電の全55の車両の内25の車両で、クレジットカードのタッチ決済が利用できるようになります。
非接触対応マークのあるVISAカードが対象で、乗るときと降りるときに専用のリーダーにタッチするだけで支払いが完了します。
事前の積み増しなどが不要で、県外や海外からの観光客も気軽に市電を利用することができます。
鹿児島市交通局は全国相互利用のJRなどの交通系ICカードの導入を課題としていましたが、インバウンドを見据えてより費用対効果の高いクレジットカードによるタッチ決済の実施に踏み切ったということです。
鹿児島市交通局 白石貴雄局長
「特に海外からのインバウンドの方の対応も含め、現在ラピカを持っていない方々の支払いの多様性を提供できると考えている」
11月1日からはVISAカードのみ利用可能ですが、2023年春以降にJCBやマスターカードなど、全ての国際ブランドにも対応していくとしています。
鹿児島市電では11月1日から新たなサービスが始まりますが、事前積み増し型の共通ICカード「ラピカ」なども、これまで通り利用できます。
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