THE ROYAL EXPRESS 北海道クルーズトレイン
2022年のすべての運行を終えました!
北海道8000キロ以上を駆け抜ける2ヶ月間。
東京との北海道を8往復。
奇跡的なほどまれにみる形で東急の列車がJR北海道を走る。
北の大地の幻のような旅。
夢のような旅は、決してご乗車されるお客様だけではなく、北海道の地域の方々への夢と希望でもあったと私は思います。
廃線がささやかれる路線が多い中、この時代、打つ手が無い状況。
そこに、夢の列車が駆け抜け、これまでに無いほど、多くの方々が鉄道を注目し、路線が輝く。
10年後、20年後、鉄道はいまよりもっと必要となる時代がくると考えています。
今ある、路線をなんとか存続させてゆかないとならないと思うのです。
車やバスの移動で事足りるのかもしれませんが(あくまでも私の個人的なイメージですが)、その移動はどこまで行っても町それぞれは点でしなく結びつきというものが生まれないと思うのです。
鉄道は、「町と町を線で繋ぎます」。
鉄道が繫がってるということは、人に安心感を与えます。
潜在的にそれぞれの都市間を線で結んでいることを心のよりどころとしていると思うのです。
その貴重な鉄路とう線がなくなると、本当に孤立してしまうと感じます。
このTHE ROYAL EXPRESS北海道クルーズトレインが、小さい光りであったとしても、何か1つ「北海道の夢と希望」となれたのではないかと、運行を終えて感じています。
それは、地域の方々が沿線で手を振り、迎えてくれ、音楽を通して心で繫がった体験から私が感じる事です。
この映像は、北海道クルーズトレインが最後の運行を終え、車両基地に帰ってゆく様子。
次にこの札幌駅に戻ってくるのは1年後。
列車は、車両基地で甲種輸送の準備に入り、JR貨物により伊豆へ輸送されます。
JR北海道の企画、運輸、駅、保線の方々、すべてが素晴らしかった。
ツアー各地でのホテル、料飲関係、観光の方々、すべてが素晴らしかった。
東急のクルー、ツアーデスク、本社、技術、併走するバスすべての働きは目を見張るものだった。
そして、何よりも北海道、地域の方々の輝きが素晴らしかった。
2022.7.3 さくらモーニングクルーズVol116
コメント